ちょっと忙しい日々が続いているのでやや簡略版です。
5類になってから何も変わらないどころか流れが良くないとひしひし感じる日々ですね。
臨床医のための腎病理読解ロジック3 各論編;血液疾患と腎病理
腎病理読解ロジックの総論、各論のリウマチ膠原病につづく第3段、血液疾患と腎病理です。
腎病理を学びたいなら手に取るべきはこの本だと思います。
形態学的な成り立ち、臨床的な意義、病変のどこに着目するか、ただ眺めるのではなく、読解できるようになる本だと思います。
血液疾患とのことで、グロブリンの沈着がメインとなるのでしょうか、リウマチ医にも知っておいて損はなさそう。
上野先生の講演も聞く機会あればぜひ、腎病理が理解できて読めるようになります。
(2023/7 追記)
やはりカラフルでありながら成り立ちから学べるので非常に理解が深まると思います。血液内科と腎臓はここまであるのかとあまり知りませんでした。
外来での訴訟高リスク疾患20
医療訴訟はいつ降り掛かってきてもおかしくないもの、エラーに備える、避けるための論理は必要かと。
この本では医療訴訟判例、時系列をフローチャートで示されているということで、どういった流れで起きたのか追体験しておきたいですね。
(2023/7 追記)
訴訟については確かに記載あり、その点は新鮮さありましたが、気をつける点などは目新しさはなく、これならもう困らない救急当直で良いかなあと思ったり。
サイコロジカル・ファーストエイド
急性ストレスやトラウマの影響を緩和し,危機にある人が逆境に効果的に対処できるように支援するためのものであり,天災,人災を問わず,さまざまな緊急事態に適用される。
https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b627694.html
南海トラフ巨大地震など想定されている日本においても、トラウマに対して起こる様々な初期応答に対しての対応を学んでおくべきでしょう。
フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト
リウマチ・膠原病疾患に苦手意識のある若手医師や非専門医がリウマチ・膠原病疾患の疑いのある患者を診る際に役立つ本ということで、フィジカルに重心をおいてどこまでリウマチ膠原病を疑い診断にまでたどり着くかに主題が置かれた本ではないかと思っています。
研修医にもおすすめできそうです。
(2023/7追記)
めちゃくちゃ良いです、特に図解が素晴らしく、筋炎の分類など。診断に重きありつつも併存しやすい高血圧、降圧薬など記載あるのも良い点。
膠原病はいかに診断するか、疑えるかと全身診ましょう、という意志が見えました。
ただいかんせん専門前の初学者、研修医向けで8000円台は高すぎるかと、沢山の人に手に取ってもらうには勧めづらいです、他にも良書あるし。
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