れいじと申します。
現在はリウマチ膠原病内科医ですが、救急、総合診療などを経験してきました。
その中で、なぜ私が医学書を読むと良いと思うのか、論文ではなく医学書なのか、をお伝えしたいと思います。
経歴
簡単な経歴
(初期)バリバリ三次救急市中病院→まったりやる気なし大学病院→二次救急市中病院で救急診療科、総合診療科(人が少なく治療について自分で決定する必要あり)→リウマチ膠原病専門病院→・・・→現在
これ以外にもバイトで療養型病院含めた様々な病院を経験し、忙しい病院も、そうでない病院もありました。
その中で様々な研修医、医師を見てきました。
いわゆるハイパーもハイポも経験したと思います。(好きな言葉ではありませんが。)
医師として働くうちに困ったこと
様々な病院を経験する中で、環境の違いもかなりあると感じました、屋根瓦式で懇切丁寧な指導があるところ、自主性に任せられているところ・・・
環境で一番困ることは、教えを請うことができる人が近くにおらず、真似をして学ぶということがなかなかできないことだと思います。
私自身もほぼ一人主科を経験したときに、それを痛感しました。
疾患については論文、成書を読めば理解はできるのですが、コツ、応用性、背景などどう実臨床に落とし込んでいるのかを教わったり、学んだりする必要があると思います。
それがなかなかできず、すぐ近くに聞くことのできる人もいない、そういったときに困ってしまいました。(そういった経験もあるのではないのでしょうか)
医学書を読むようになったきっかけ
その中で、同じ科ではないけど、できる先輩がいたので、どうやって今そうなれたのかを聞きました。
それの一つが本をよむこと、医学書を読むことでした。
(その先輩はどちらかといえばハイポと言われる病院で研修をしたため、このままではやばい、と思い読み出したそうです。)
それを聞いてから、自分でも様々な医学書を読むようになりました。
給料の1割程度は買っていたはずです。
そういって医学書を読んでいると、実臨床にうまく応用しやすいと感じました。
これは成書や論文とは違った側面があると思いました。
それは、筆者の意志や意見が強く反映される傾向があり、筆者に実際教わっているような、実臨床に近い側面を体験することができるといった点です。
筆者の意志や意見と言うものは、エビデンスだけでなく長年の経験に裏打ちされているからだと思います。
どんな環境であっても、熟練者に教わるように学ぶことができる、それが医学書です!
また、私は救急診療科、総合診療科をやっていたときから、できるだけ様々な疾患を見られるようになりたいと思うようになりました。
リウマチ膠原病医ではあるのですが、急性期も好きだし、外来も好きです。そのため広く学ぶ必要があります。
広く学ぶためには様々な人に師事するには時間が足りず、それを補う意味でも医学書は自分にとってすごく役に立つものでした。
足りないかもしれないけど、どこにいても医学書の力をうまく借りれば、どこにいても学べると思っています。
このブログをはじめたきっかけ
実臨床を反映する側面がある医学書であるため、もちろん普遍の名著はあるのですが、経験がどんどんアップデートされるように、最新であれば良い傾向はあると思います。
しかしながら、医学書のレビューを調べてみると、昔ながらの本がそのまま残っていることも多いです。
今すすめるべき本はもっと他にあるのではないか、そし日々読んだ中で素晴らしいと思った本を広めたい、ススメたい、そう思い思いブログを始めました。
(忙しすぎると更新途絶えてしまいますので、そこはご了承下さい・・)
ぜひ参考にしていただき、みんなで勉強していきましょう。
幅広く学ぶメリット
また、専門以外、特に救急を含めて広く勉強しておくと、バイトしやすいと思います。
もちろんお金もそうなのですが、様々な病院を経験することで、色んな病院があって、いろんな制約がある中での診療を経験できます。
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