2023年もよろしくお願い申し上げます。(今年1年は忙しさは変わらず)
さて、新年始まりそろそろ落ち着いてきましたでしょうか。新刊も増えてきました、それでは今月の気になる新刊をご紹介します。
先生、病棟で急変です!当直コールの対応、おまかせください!
病棟急変にスポットを当てた本ですね。読める範囲では、SpO2低下について具体的に電話、現着、初期対応、後半と時間軸に分けて表で記載してある点が非常にわかりやすく、目次から緊急性も分けて記載してあるので、救急対応の本とは一つ違った切り口に見えました。
新年度から病棟当直が増えるという方にもおすすめできそうです。
(2023/3 追記)
改定されない鉄則やデキレジ、ヤバレジなどにとってかわる本となるのではないでしょうか。
超緊急なのかそうでないのか、時間軸の視点での記載順、そして随所に出てくる表や図が秀逸です。
症例ベースでもあることから通読もしやすい。
研修医は病棟を担当することも多いかと思います、1冊持っておくことをおすすめします。
その症状はこう読み解く!臨床に役立つ神経解剖のツボ
神経解剖って苦手な人多くないでしょうか。目次を見ただけで私も気力削られそうですが、上田先生監修の本、この機会に神経症状を再度勉強しようかと思います。Part1をなんとか読みすすめたい。
(2023/3 追記)
各単元が見開き1ページでまとまっており、図がシンプルでありながら要点が詰まっているところが秀逸でした。見開き1ページずつ毎日読んでいくという使い方がおすすめ。
神経解剖はこれをとりあえず読みたいところですね!
苦手な人ほど一度手にとってほしいです。
からだがみえる
臓器別ではないみえるシリーズ、今回はからだがみえる、とのことで解剖生理みたいですね生理学と解剖学てんこ盛りで濃度の濃い本になっていそうです。学生時代に欲しかった。
(2023/3追記)
いやすごかったですこの本、情報量が半端ないです。なんでこの価格(4290)でこれ作れるんでしょうか。
解剖と生理学を一緒に学ぶので、より臨床に繋げやすい。これ全部理解できてたら十二分です。
QRコードでの特典コンテンツも便利ですね、ほんとに学生時代に欲しかった。
免疫のところもシグナル伝達とか主な表面マーカーまで記載されていて、コラムなど含めれば深いところまで記載があると思います。
手元に1冊おいておきたいと思う本でした。とりあえず自分のデスクに1冊。
より堅い文章が好きな人はQUICK 生理学・解剖学かと思います。
あなたもはまるDIC―まったく新しいDIC学への誘い
わかったようでよくわからない播種性血管内凝固症候群、DICをまさに快刀乱麻を断つごとく、明解・簡潔に解説したのが本書、「あなたもはまるDIC」です。DIC学という学問体系を熱く語り、毎日の臨床に直結するDICの最新の知識を満載しました。時空を超えて地球誕生の45億年前から現在、未来へ、DNAから細胞、組織、丸ごとの人体まで、そして基礎から臨床へ、DICのすべてがこの一冊に凝集されています。豊富かつ色彩豊かな図表が本文の理解を助け、三百を超えるPoint解説が理解を深めます。学習に疲れたときは読んで楽しいコラムで息抜きをしてください。本書を手にした医学生、研修医、専攻医、専門医、すべての皆さんがDICの面白さに気づいていただけると確信しています。
https://shop.miwapubl.com/products/detail/2648
DICについて300ページ以上も記載されている本、一つのテーマでこのページ数、内容が気になります。
(2023/3 追記)
ここまで詳細に書いてあった本はないんじゃないかという印象でしたが、今の自分にはAdvanceすぎるかと思ってしまいました。
救急、集中治療専属なら読み込んでいたと思います。
もう困らない 救急・当直<新装改訂版>
救急の本としては一番オススメする本、とうとう新装改訂版が出ます。まあ買います。
以前の記事はこちらから
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