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勝手にせん妄検定

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内科
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気になる本にも上げていた本ですが、気に入って買ってすぐに読んでしまいました。

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勝手にせん妄検定 厳選問題50

主に初学者~少し勉強したがまだ対応に不安のある方、すべてのコメディカル向け

これだけ知っておけば大丈夫、という内容を基礎から簡単にクイズ形式で楽しく学べる

せん妄は入院患者を受け持つ方なら必ず遭遇します。けど対応についてあまりわかっていない方も多いのではないでしょうか。この高齢社会では、どの科であったとしても間違いなく対応が必要となるはずです。

私自身はPIPCセミナーで学んだのですが、最近は開催されていないようなので、今学ぶならこの本が特におすすめです。

せん妄は患者自身だけでなく家族、看護師をはじめとした医療者に様々なデメリットをもたらしてしまいます。医療者では、特にせん妄が夜勤の看護師さんに与える影響はすごく大きいのです。

せん妄に正しく介入せず放置してしまい、朝行ったら夜勤の看護師さんに白い目で見られた経験がある方はいませんか?(見られてなければ影ではめちゃくちゃ文句言われてるかもしれません。)そしてそんなことが続くと、あの先生の入院は嫌だって気持ちが出てきてしまい、チーム医療は破綻してしまいますし、患者さんにも不利益です。

逆にせん妄を正しく学び、せん妄を予防することができたら、患者自身、家族、医療者に与える負担がなくなり、よりその他のケアに注力できるはずです。(語弊はありますが、評判も良くなるはずです。)

せん妄なんて勉強しなくても大丈夫って声も聞こえてきそうですが・・・

医師
医師

せん妄になったらリエゾンチームに任しておけば大丈夫

そんな事はありません、予防が大事だし、使っている睡眠薬や抗菌薬など様々な薬がせん妄を惹起・悪化させるリスクがあります。

コメディカル
コメディカル

せん妄なんてたくさん経験したから勉強しなくてももうわかってるから大丈夫

看護師さんの経験のみではせん妄の70~80%を見逃す

経験だけでは見逃してしまいます、勉強して損はないはずです。

この本では、せん妄の基礎の基礎からせん妄の評価、不眠時指示の使い方、薬物療法と非薬物療法にいたるまで、50問のクイズ形式で学んで行きます問題もシンプルかつ解説もコンパクトで抑えるべきポイントがしっかりまとめられています。それぞれの問題にヒントがついているので、自分で考えながら学んでいきます。考える過程があることでより身につくと思います。

問題形式であることから具体的なシーンが想起され、より実践的に対応しやすいと思います。最後の紙上検討会にしっかり対応できれば、そのまま実践できるはずです。

れいじ
れいじ

「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」でなぜ非ベンゾジアゼピン系が良くないのかもスッキリ理解できた。

せん妄の治療で用いる薬の説明書やせん妄の説明書も利用したい!

ブレイクタイムのコラムも秀逸で、読み進めるのに飽きが来ないです。(特に名画で学ぶせん妄は面白かったです。)

簡単に通読できる本です、すべての医療者におすすめします。

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